浦安が初優勝 敗れた栃木は3位/全国地域CL決勝R
写真:大会初優勝を飾ったブリオベッカ浦安。
来季の日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022」は27日、決勝ラウンド3日目(最終日)を埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開催。栃木、浦安、沖縄の3チームが2位以内(JFL自動昇格)に入る可能性を残して迎えた最終日は、第1試合で沖縄が4-0で刈谷に勝利して勝ち点5とし、2位以内を確定。第2試合では勝ち点4で並ぶ栃木-浦安の関東勢同士が戦い、浦安が3-1で勝利。勝ち点を7に伸ばして大会4度目の出場で初優勝を飾った。
最終順位は1位が浦安(勝点7)、2位が沖縄(同5)、3位が栃木(同4)、4位が刈谷(同0)。上位2チームは来季のJFL入りが確実で、12月6日に行われるJFL理事会において正式な入会可否が発表される。なお浦安はJFLへは2017年に降格して以来6年ぶりの復帰となり、沖縄は初となる。
【決勝R】浦安 3-1 栃木
浦安、快進撃止まらず 栃木破り優勝へ
今季のリーグ戦では6位に終わった浦安が全社優勝で今大会の出場権をつかみ、1次ラウンドを3連勝、決勝ラウンドを2勝1分けで終え、一気に優勝へと突き進んだ。ライバル栃木と迎えた最終戦、勝てば優勝、引き分け以下に終われば3位。厳しい状況下でも手堅くゲームを運び、32分にCKのこぼれ球をMF伊藤が目の覚めるような左足のシュートをゴールに突き刺し先制した。
さらに後半開始3分にはFW秋葉のヘディングシュートの跳ね返りをFW村上が左足で蹴り込み追加点。栃木をあとがない状況まで追い込んだ。一方の栃木も攻めていながら決定機を作れずにいたが、75分にFW吉田が個による突破からようやく1点を返し、ゲームをわからなくさせた。
だが、浦安は終盤に第2戦で決勝点を決めたベテランの上松が再び決めることに。87分にカウンターから右サイドでボールを受けると右足でニアサイドに決めて3点目。そのまま3-1で逃げ切り歓喜の瞬間を迎えた。敗れた栃木は初日、2日目と1位に立っていながら、最後にまさかの3位転落、関東リーグ残留という結末を迎えた。
◇ゲームハイライト
・【動画】浦安 vs 栃木
全国地域CL 決勝ラウンド順位表【11月27日】
チーム | 刈谷 | 沖縄 | 浦安 | 栃木 | 勝点 | 得失 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FC刈谷 (A1位/愛知) |
- | 0●4 | 0●1 | 0●2 | 0 | -7 | 4 |
沖縄SV (B1位/沖縄) |
4〇0 | - | 0△0 | 0△0 | 5 | 4 | 2 |
ブリオベッカ浦安 (C1位/千葉) |
1〇0 | 0△0 | - | 3〇1 | 7 | 3 | 1 |
栃木シティFC (2位最上位/栃木) |
2〇0 | 0△0 | 1●3 | - | 4 | 0 | 3 |