東京海上、N.に2-1で勝利 単独首位で最終戦へ
写真:東京海上はN.に競り勝ち首位で最終戦へ。
【東京1部】東京海上 2-1 FC N.
満身創痍の東京海上がN.を退け、いよいよ優勝に王手をかけた。前節不在だった右ハーフの倉持が戦列に戻ったものの、相変わらず確かな戦力は12、13人ほどの小世帯。これだけの戦力でよくシーズン終盤で首位に立っているなと感心させられる。
この日の相手は関東大会出場へラストチャンスの日大・N.。序盤はその大学生の裏へ駆け出すスピードにDF陣が置いていかれる危ない場面もあったが、GK石田が最後に立ちはだかってピンチをしのぐと、35分には小谷のドリブル突破で得たPKをFW林が決めて1-0とした。
さらに後半立ち上がりにも林がエリア手前のFKを直接決めてリードを2点に。だが、それ以降にあった3点目のチャンスを逃して試合を決め損ねると、79分にはN.の馬場に決められ1点差。快勝ムードが一変して終盤は追い付かれるか、突き放すかの攻防となり、残り5分を切ると完全に追い付かれるか逃げ切るかの瀬戸際の展開へ。それでも最後は全員が自陣にこもり、懸命にボールを追い、身体をぶつけ、大学生に次の1点を与えず逃げ切った。
これで単独首位に立ち、関東大会出場も決定。最終戦で勝ち点差「2」の2位SHIBUYAとの直接対決に勝てば文句無しで優勝、引き分けでもほぼリーグ優勝が決まる。逆に負ければ優勝は消滅。村上監督は「関東大会出場は最低限の目標クリアで、われわれとしてはあくまでも優勝が目標。まだ何も成し遂げていないし、最終戦に勝つ準備をしっかりしたい」と最終決戦に思いを込めた。
東京都社会人サッカーリーグ1部