SHIBUYAが初黒星 セルべは快勝 東京1部
写真:SHIBUYAはアローレに敗れて初黒星。
東京1部は23日、上位リーグの2試合を都内各地で開催。開幕から9連勝だったSHIBUYAはアローレに1-3で敗れて今季初黒星を喫した。SHIBUYAは勝ち点27で順位は変わらず1位。アローレは同19とし、8位から5位に浮上した。セルベッサは保田隆介の2得点などで早大ア式FCに4-1で快勝し、同25で3位。早大は同17で8位に後退した。
アローレ、宮川の活躍で金星 守備陣も集中切れず
気持ちのこもった90分でアローレが首位を破った。ボールを丁寧につなぐSHIBUYAをアローレは開始から激しいプレスで制限をかけ、その積極的な姿勢が早々にゴールに結実。16分、左から宮川が放り込んだクロスが相手のハンドを引き出しPKを獲得。これを宮川が自ら決めて先制した。その後、SHIBUYAもアローレのプレスが一段落すると、徐々にサイド攻撃からチャンスを作り、39分には本田のシュートのこぼれ球を河西が左足で豪快に蹴り込んで同点。
だが勝負の後半、アローレが一気にケリをつける。開始わずか5分、右サイドをショートパスで崩しにかかったあと、そこから宮川がエリア手前を時計回りにドリブルでシュートコースを探りながら切り込んでいき、最後は左足で仕留めて勝ち越し。宮川はこれで通算12点目で現在リーグトップ。さらにその4分後には、左サイドで獲得したFKを泉が放り込むと、ベテランの林が得意のヘッドで押し込んで一気に3-1とした。
そこからも集中力を切らさずに固い守備を見せたアローレが、無敗のSHIBUYAから貴重な勝ち点3を獲得。順位を8位から5位まで上げた。
一方のSHIBUYAは序盤から相手のプレスに苦しんでペースをつかめず、ここまで勝負強さを発揮してきた後半、ゲーム終盤の時間帯も、2点を追いかける焦りもあってか思うように決定機を作れず。昨年3-4で敗れた相手にまたしても敗れ、今季10戦目で初黒星となった。
東京都社会人サッカーリーグ1部