アローレ、がっくり 勝ち点取れず
写真:試合終了後に落胆するアローレのイレブン。
【東京1部-A】アローレ 1-2 CERVEZA
相手、数字に振り回され最後に失点
「最低でも勝ち点1で終わること」がこの試合のノルマだったはずが、最後の最後に決勝点を許し、それが「0」に変わると、イレブンは次々とピッチに崩れ落ちた。
勝てばAブロック2位で2ndステージに進み、総合順位3位以内、初の関東大会出場も十分に射程圏内。後半に宮川がミドルシュートを決めて先制点を奪うまでは、順調に事が進んでいた。が、そこから事態は暗転。
78分に同点ゴールを許すと、ゲームはわからなくなり、あらゆることが取っ散らかった。野口監督も「現状、勝ち点1で終わればワンチャンスあるが、0で終わればほぼなくなる。もちろん、3が取れるなら少しでも上位との差を縮めるために取った方がいい。自分自身が決断できず、選手に取りに行くのか守るのか、明確にメッセージできなかった」と悔やんだ。
やられたのは最後のワンプレーという数秒。ただし、裏を取られたボールへの反応、連動して動き出す相手選手への対応が遅れていたのも事実。結局、Aブロック上位4チームに残りながらも、他の3チームにいずれも敗戦し、暫定3位で1stステージを終了。東京Uプラスの結果次第では4位に後退して次のステージに進む。
せめて勝ち点1で終えていればこの状況を受け入れられていたはずの監督も、0で終わったとあって「今は次のステージに向けての整理ができていない」と痛恨の面持ちだった。
東京都社会人サッカーリーグ1部