三菱養和、引間の豪快ミドルでZION下す
写真:試合後に笑顔を見せる三菱養和の引間(10番)ら。
【東京1部-B】三菱養和 1-0 ZION
互いにリスクを冒さず0-0で納得の45分間を戦い終えると、ハーフタイムに三菱養和はFW冨岡と杉村オスカル、ZIONはFW尹英勝と白井。どちらも1人で勝負を決められる主力を投じて、残りの45分間に勝負をかけてきた。
早速ゲームを動かしたのが三菱養和。開始2分、杉村が敵陣右サイドでマークを引き付け、後方から駆け寄った引間にボールを渡すと「前半にはなかったスペースが目の前にあった」(引間)という。引間はそのスペースをドリブルで前進すると、エリア手前から豪快なミドルシュート。ボールはグンと伸びて左のポストを叩いてゴールに吸い込まれた。
この1点を機にゲームは一気にヒートアップするかと思われたが、以降の時間は意外にも両者中盤で激しくボールを奪い合う場面が続き、さほど決定的なシーンは作れず。三菱養和はFW木村が、ZIONは白井がゴール近距離からシュートを放つもののどちらもバーの上。結局、後半冒頭の1点を守りきった三菱養和が1-0でZIONを振り切り、第3節以来となる4試合ぶりの勝利を挙げ、通算成績を2勝5敗とした。ZIONは1勝3分け2敗。
三菱養和 MF引間 コメント
「自分たちはこの試合に勝てなかったら来年1部で戦うのは難しいという気持ちで入った。そこで勝てて良かった。個人的には得点は決められたものの後半は反省の方が多く、激しいゲームの中でももう少し力を緩めるようなパス回し、チームを落ち着かせることができればよかった。がむしゃらに戦うならベテランの自分よりも優れている選手がいるし、自分が出ている意義というのは別のところにあると思う。そこは次に生かしていきたい」
東京都社会人サッカーリーグ1部