セルベッサ、Bilobaにリベンジ
写真:後半に決勝ゴールを決めるセルベッサのFW大木。
【東京1部-A】CERVEZA 1-0 Intel Biloba
後半にFW大木が決勝点 無敗維持
昨年0-4で敗れたBilobaにセルベッサがリベンジを果たした。互いにシステムは4-4-2。「ガチッと組み合っていたけど、あらゆる局面で勝てていたので順当な結果だと思う」と石割監督は結果に胸を張った。
昨年は前からプレスをはめられて、逃げ場を失い4失点。今回は逃げ場を確保できるようにと、両SBを敵陣の深くへ頻繁に走らせ状況をひっくり返した。ただ、途中からは相手がさほど前から仕掛けて来なかったこともあり、MF中田を中心にショートパスを自在に巡らせ、大森や田仲のスルーパスからどんどん相手の急所を突いてまわった。技術勝負に持ち込めば、セルベッサの優位は動かない。
ただ、そんな時ほどゴールだけが伴わないこともあるが、63分にシンプルな形で決勝点を奪ってみせた。GK岸浪のロングキックを前線で浅田がヘディングで競り勝つと、ボールは最終ラインの背後で大きくバウンド。そこに新加入のFW大木がうまく忍び込み、相手DFに身体を寄せながらシュートゾーンを確保すると、バウンドボールをすかさず右足で蹴り込んだ。
「相手の対応がルーズだったので、身体を寄せればいけるかなと思った。ショートバウンドを当てるのは得意。やっとFWとして結果を残せてホッとしている」と殊勲の男は白い歯をのぞかせた。
これでチームは4勝1分けで開幕からの無敗をキープ。ここからは上位チームとの直接対決も控えるが、石割監督は「東京海上や東京Uプラスなど、簡単に勝ち点3を取るのは難しいと思うが、今のうちから勝ち点3を取るのも相当難しいと思う」と、自信ありげだった。
東京都社会人サッカーリーグ1部