アローレ開幕3連勝ならず 明学と1-1ドロー
写真:ドリブルを仕掛けるアローレのMF宮川。
【東京1部-A】アローレ 1-1 明治学院
開幕2連勝のアローレだったが、大学生を相手に勝ち点1。3連勝とはならなかった。
前半はほぼ防戦一方。明治学院の攻守にアグレッシブなサッカーに面食らった様子で、激しい守備から勢いを持って前に湧き出てくる大学生たちを食い止められず、ゴール寸前でボールを掻き出すなど、失点も時間の問題に思えた。「簡単に相手に蹴らせ過ぎ。うちはこの(雨で濡れた)ピッチだとうまくつなげる技術はまだない。にも関わらず、競り合えていないしセカンドも拾えていなかった」と野口監督。何とか耐えていたものの、前半ラストワンプレーにCKから押し込まれてついに失点。
ここから、まずアクションを起こしたのは監督で、ハーフタイムに前線や中盤の選手3人をベンチに下げ、ベテランの林らを一気に送り込んだ。この効果がてきめんで、前半とは打って変わって、前からプレッシャーを掛けて戦わせると52分にエリア内でPKを獲得。これを宮川が思いっきり蹴り込んで同点。だが、そこからも主導権を握って押し込む時間は長かったものの、もう1点、逆転とまではいかずにそのまま1-1でタイムアップを迎えた。
監督は「もう1点という考えももちろんあったけど、真っ向勝負したら相手は動けるし、蹴れるし、後ろの守備陣がもたなかったと思う。悪くない勝ち点1」と結果を受け入れていた。次節は開幕3連勝中の東京海上が相手で、「今日よりも厳しい。試合を観に行ったがちょっとレベルが違う。耐えて勝ち点1を取れれば御の字」と話した。
東京都社会人サッカーリーグ1部