東京U、カウンター冴え4点快勝 追い越し鋭く
写真:後半に自身2点目、チームの3点目を決める東京Uの新関。
東京23FC 2-4 東京ユナイテッド
開始4分に伊藤のFKから新関がヘディングで先制点を奪ったのもゲームの流れを引き寄せる大きな要因になったのは間違いないが、正面から威勢よく向かってくる東京23の戦い方は、東京ユナイテッドにとってかみ合わせが良かった感がある。特に前半は奪ってからの逆襲、裏のスペースを突くロングカウンターが冴えた。
「できれば押し込まれずにもっと中盤の位置で奪いたかった」と黄大俊監督は話したが、低い位置からでも後方の選手たちが長い距離を走って前線の選手を追い越し、流れるようにゴール前へ何度も迫った。32分にはDF香西のクリアボールをFW長倉が前線で受け継ぎ、そのまま2点目をゲット。
後半立ち上がりには1点を失ったが、61分には相手DFのもたつきをFW長倉がつついてボールを奪い、新関の3点目をアシスト。さらに83分には近藤のシュートの跳ね返りを長倉が押し込み、4点目をダメ押して試合を決めた。
3年ぶりの戴冠に監督は「僕らは東京カップを取らなくてはいけないチーム。久しぶりに取れたことは素直にうれしい」と笑みを浮かべた。2週間後に迫った関東リーグ開幕に向けては「今日の相手のスピード、強度をスタンダードに戦えるようにならなくては関東リーグで勝っていくのは難しい。ベースは大きく変えないが、さらに積み上げていかなくてはいけない」と話した。
日程・結果/トーナメント表