Criacaoが地域CL優勝 JFL・FC刈谷と入替戦へ
写真:Criacaoは66分に瀬川がゴールを決めて徳島に逆転勝ち。
来季のJFL参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグは28日、決勝ラウンド最終日を東京・味の素フィールド西が丘で開催。2戦目を終わって1勝1分けの1位で3戦目を迎えたCriacao Shinjuku(関東/東京)は、2連敗ですでに4位が確定したFC徳島(四国/徳島県)と戦い、2-1で勝利した。また、この日行われた第2試合で、Criacaoと勝ち点で並んでいたFC.ISE-SHIMA(東海/三重県)がおこしやす京都AC(関西/京都府)と0-0で引き分けたことで、Criacaoの1位、優勝が決定した。
最終順位は1位Criacao(勝点7)、2位ISE-SHIMA(同5)、3位おこしやす京都(同4)、4位FC徳島(同0)。関東リーグ所属チームの優勝は2012年のSC相模原以来9年ぶりで、東京勢としては2008年のFC町田ゼルビア以来13年ぶりの快挙となった。1位のCriacaoはJFL17位のFC刈谷と、2位のISE-SHIMAはJFL16位(チーム未定)と12月に入れ替え戦を戦い、勝てば来季のJFL参入が決まる。
前半失点も後半に大谷、瀬川のゴールで逆転勝ち
優勝の可能性を持って迎えた最終戦。2連敗ですでに4位が確定しているFC徳島に19分、Criacaoはいきなり先制パンチを食らった。カウンターから一瞬のシュートチャンスを与えると、徳島のDF秋月にミドルシュートをきれいにねじ込まれた。一方のCriacaoは再三相手ゴールに近付きながらもFW岡本が決められず、前半は1点ビハインドのまま終了。
それでも後半開始3分、CriacaoはCB井筒のロングボール1本からDFの背後を取ったFW大谷がバウンドボールをダイレクトで蹴り込んで同点。ここからは押せ押せの展開となり、56分には岡本のシュートがバーを叩いて天を仰いだが、66分にロングスローの流れから最後は森村のクロスをファーサイドでMF瀬川が右足で押し込んで逆転に成功。その1点を守り切り2-1で勝利。Criacaoが地域CL初出場でいきなりの優勝、JFL入れ替え戦への切符を手にした。
全国地域CL 決勝ラウンド 順位表(11/28)
チーム | 伊勢 | 京都 | 徳島 | 新宿 | 勝点 | 得失 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FC.ISE-SHIMA (A1位/三重) |
- | 0△0 | 1○0 | 0△0 | 5 | 1 | 2 |
おこしやす京都AC (B1位/京都) |
0△0 | - | 2○0 | 0●1 | 4 | 1 | 3 |
FC徳島 (C1位/徳島) |
0●1 | 0●2 | - | 1●2 | 0 | -4 | 4 |
Criacao Shinjuku (2位最上位/東京) |
0△0 | 1○0 | 2○1 | - | 7 | 2 | 1 |
今季のJFL順位表