八王子、1点勝負制し開幕2連勝 黒木監督「非常に大きい」
写真:ゴールを決めて笑顔を見せる新井とアシストした石川(8番)。
【東京1部】HOSEI 0-1 八王子
序盤は開幕戦に勝利した八王子と、敗れたHOSEIの心のゆとりがそのままゲームに反映。攻守において必死さを前面にむきだすHOSEIに対し、八王子は最終ラインからじっくりとボールを動かしながら、タイミングよく裏を狙った。
それがいつしか両者とも主審の判定に苛ついたり、余計なファウルが増え、中身自体は薄くなっていった。だからこそ、こういったゲームをものにした八王子黒木監督は「非常に大きかった」と話す。
0-0のまま残り15分を迎えると、どちらが一本裏に抜けるか、ミスが出るか、集中力を欠くか、もしくは何事もなくスコアレスのまま終えるかといった展開。そんな中、80分に八王子がHOSEIの隙を突いた。
右サイドに人が密集する中、八王子はMF野原の前方へのパスが相手DFに当たり、意図とは違ったところから石川が抜け出し、すかさずマイナスに折り返し。対応が遅れるHOSEIのぽっかり空いたエリア内に走り込んだ新井がダイレクトで蹴り入れて決勝点。
そのまま1-0で逃げ切り、八王子は開幕2連勝、HOSEIは2連敗。八王子黒木監督は「2連勝できたのは良かったが、今のところ結果がでただけでチームのできはまだまだ。もっと決めれるところはあったし、もっと自分たちのサッカーをやってほしかった」と、2連勝にも内容には満足していない様子だった。
東京都社会人サッカーリーグ1部