アストラは練習試合で東京海上に勝利
写真:先制点を決めるアストラの矢野。
昨季東京1部2位のアストラは、14日に同1部の東京海上と45分2本、30分1本の変則的な練習試合を行い、合計4-3で勝利した。
すでに今年に入って練習試合を数試合消化しているアストラだが、川島監督は「2部のチームに勝てなかったり、納得できない試合が多かった」という。だが、「今日は久しぶりに東京海上というチームを相手に、1本目から強度があり、緊張感のある戦いができた。その中で結果を残せたのも良かった」と頬を緩めた。
1本目はFW浅間やMF林谷、新主将のGK関根といった昨季の主力をベースに新加入選手を加えて臨み1-1。序盤は押し込まれる展開だったが、途中から急遽MF中山がピッチに入ると縦に押し返せるようになり、29分には自陣からの素早いリスタートで速攻を仕掛け、FW矢野がファインゴールで先制した。その後、36分に東京海上の堀田に中央をドリブルでごぼう抜きされたところから失点して1本目は1-1で終了。
2本目は東京海上がメンバーを落としたこともあるが、DF陣が的確なくさびのパスを前線に通すなどビルドアップが冴え、林谷が奪ったゴールを手堅く守りきって1-0。時間を短縮して行われた3本目は、新加入や練習参加選手が多く出場して、2-2の引き分けだった。
監督は「ここ数試合に比べて今日は人の立ち位置、距離感、守備を始めるポジションなどいいところがあった。ボールを奪ってから前に出ていく体力、勝負どころの部分についてはまだまだこれからになる」と収穫と課題を挙げた。
新加入選手については「2部の慶應BRBや丸紅から入った社会人2年目の選手が3人。1本目にも出たし、3本目には得点も挙げてくれた。今日、新たに練習参加してくれた新卒選手たちは、正式に加入するかどうかまだわからない」とのことだった。
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