八王子、練習試合でセルベッサに2-1勝利
写真:セルベッサの中田(左)と八王子の青木(右)。
東京1部の八王子、CERVEZAは8日、40分3本の練習試合を行い、トータル2-1で八王子が勝利した。1本目は互いに去年の主力をベースに臨み0-0。メンバーを若干入れ替えた2本目は1-1。3本目は練習参加の選手を多く起用した八王子が1-0で勝利した。
昨季4位の八王子「守備から」のコンセプトは変わらず
昨季あと一歩のところで関東リーグ参入戦の出場機会を逃した4位の八王子は「今年もやることは変わらない。まずは守備から入って失点をしないこと」というのが黒木監督とチームの考え。昨季は第3節でアストラに1-7で大敗し、「あの大敗で改めて守備の大切さに選手たちが気がついた。(そこからは4連勝)あれがなければAブロック1位にもなれたし、関東大会にも出れた」。
この日も正GK阿部が不在のなか、粘り強い守備でセルベッサに対抗し、回数は少ないもののFW青木のタメから2列目や両サイドバックが絡んで決定的なシュートまで持ち込んだ。劣勢の時間が続き、先制点を奪われても、同点に追いつき、最後の3本目は現役大学生など練習生が多かったが逆転してゲームを終えた。
「相手が本調子ではないから結果は関係ない」と監督は言いながらも「選手たちは1部のチームと試合をやる時は必ず格上とやるつもりでやっている。失点も少なかったし、そこは良かった」と評した。
今季は10番MF鯉沼や一昨年の1部得点王にも輝いた五十嵐が抜けるなど戦力ダウンもある。「やっぱり痛いけど、そこは社会人クラブの宿命。若い新戦力、ベテラン、みんなを融合してまた楽しんでいきたい。選手たちは去年よりも一つ歳を重ねるので、その分大人の成長したサッカーをやってもらいたい」と前向きだった。
八王子の今季初戦はリーグ開幕前の東京カップ2次戦1回戦で、3月7日に関東1部の東京ユナイテッドと対戦する。
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