南葛が優勝 アストラをPKで下す 3位は東京プラス
写真:2年ぶり2度目の優勝を飾った南葛SC。
東京都社会人サッカーリーグ1部は1日、1stステージを勝ち抜いた4チームによる2ndステージ「順位決定戦」を開催。アストラ(A1位)と南葛(B1位)の優勝決定戦は、両チーム1点ずつを取り、1-1で延長戦に突入。それでも決着がつかずに1-1のままPK戦となり、最後は南葛が4-2で制した。南葛は2018年以来、2年ぶり2度目のリーグ優勝を飾り、関東リーグ昇格をかけた関東社会人サッカー大会(関東大会)に東京1位で出場する。初優勝を逃したアストラは東京2位で関東大会に出場。
優勝決定戦の前に行われた3位決定戦は東京プラス(B2位)が2-1で八王子(A2位)に競り勝ち、3位の座をつかんだ。1-1で迎えた75分に小出啓太が決勝点を決めた。東京プラスは東京3位で3年ぶりの関東大会に出場。4位に終わった八王子は2年ぶりの関東大会出場を逃した。
■南葛、アストラの粘守に苦戦も最後はPK勝ち
開始わずか11分、南葛のDFデイビッソンが遠目から豪快なロングシュートをゴールに突き刺した時は、一方的なゲーム展開になるかと思われた。だが、そこからはアストラの身体を張った守備の前に決定機をことごとく阻まれて追加点が奪えず。
対するアストラも1点のビハインドを保ったままゲームを進め、後半途中には切り札のFW中山を投入するなど、ワンチャンスにかける。すると、84分に敵陣で奪ったボールから攻撃を仕掛け、矢野のクロスをFW浅間がヘディングで同点ゴール。
1-1のまま延長戦に突入後も南葛の一方的な展開は変わらず。それでもアストラの粘守も変わらずで、GK関根が最後の砦となりゴールを許さず。
結局、90分、延長30分でも決着がつかずに1-1のままPK戦に突入すると、アストラが2人失敗したのに対し、南葛は3人目のデイビッソンが失敗したものの瀧口、佐々木、安田、青木が決めて4-2で勝利。
南葛が新型コロナウイルス禍で行われた異例の2ステージ制を制し、2018年以来2年ぶりの優勝を果たした。
東京都社会人サッカーリーグ1部