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セルベッサ石割監督「目指すべきところが見えた」/CB金澤「いい経験になった」

 今季東京1部で2位の成績を収めて関東社会人サッカー大会に出場したセルベッサ。大会4度目の挑戦で初の準決勝進出を果たしたが、千葉県のVONDS市原ヴェルに1-2で敗れてあと一歩のところで関東リーグ昇格を逃し、来季の東京1部残留が確定となった。試合後の石割監督、DF金澤との主な一問一答は次のとおり。

石割 健監督

CERVEZA FC 東京

CERVEZA FC 東京:石割 健監督

「目指すべきところが見えた」

──残念な結果に終わってしまった。

「もったいなかった・・・。特に最初のセットプレー、こういうビッグゲームはセットプレーとか早い時間に集中力を欠くと命取りになってしまうのに。1点リードされて、そこから黒木にアクシデントがあり、GK岸浪もミスでイエローをもらう。自信がうわついたところにあの相手の狙ったかどうかわからないシュートは、今日の岸浪では止められないかなと思った。そういったどちらに流れが傾くかというところで2点目をやられたのは痛かった。決して相手が弱いからもったいなかったとかではなくて、相手は十分強くて試合巧者だったし、その相手にうちらしく戦えなかったことがもったいなかった」

──セルベッサがやろうとしたことはある程度できたか。

「嬉しい誤算でMF中田がここにきてケガから戻ってきて、先々週の準々決勝のゲームで構成力を上げてくれた。正直なところ、今年はもうプレーできないと思っていた中でアドバンテージを作れた。でも、実際に今年のうちのアドバンテージは2トップだしな・・・みたいな。正直、自分自身も迷うところがあった。例えば今日、FW山内は途中で変わらざるをえなかった。本人も相当悔しいだろうし、代わる前もゴールに近付くいいプレーをしていた。でも、ゲーム展開やメンバーを考えると交代せざるを得なかった。そういった意味ではそれぞれが出せるパフォーマンスを発揮して、やりたいことはやった。でも、自分の迷いも含めてもったいないところがあったなと思う」

──セルベッサという純粋な社会人クラブが関東大会準決勝まで来れた。ただ、ここを勝ち進まないと関東へはいけない。

「目指すべきところは都リーグ優勝だけでなく、ここなんだろうなと感じた。このあとにエリースさんも試合をやるけど、僕らとの違いは関東リーグを知っているか知らないかというところ。彼らは関東を知っている中で都リーグに落ちて、もう一度その場に戻りたいと思ってやっている。その想いは僕らサラリーマン集団にとっては目指すべき一番上のところ。やっぱり、そこまで行きたいなという欲は出た」

──監督1年目の今季を振り返ると。

「いいシーズンだった。僕はあれやれ、これやれを言わずに、どうしたらいいんだっけ?と選手に投げかける。選手がイヤっていうほど考えてもらうことがこのチームのレベルアップには必要なことで、それをみんなが考えられるようになってきた。そこは手応えを感じている。そして僕自身としては、やはり関東リーグに行って自分の足りない力、壁を感じてみたかった。もう一回東京都リーグを戦うのはみんな強いし嫌だけど、またこれから自分自身もレベルアップして、今みんなに伝えようとしていることにプラスして、こうすれば強くなるというような引き出しや自信をつけさせたい」

──改めて来季に向けて必要なことは。

「経験値だと思う。今日も前半を終えてベンチに戻ってきた時、選手たちはカッカしていた。『全然いけるからもっとボール入れろよ』とか。でもそういったところではなくて『最後はどうやって決めるんだっけ、相手を冷静にみてサッカーをしようぜ』みたいな、そういったことを考えられる経験値のあるプレーヤーが一人でも増えるともっと良くなる。東京1部で勝つには尚さらそれが必要になる。

 ただ、今年はチームが本気で関東を目指そうと思えた一年だった。お金の面やグラウンドの問題などはあるが、みんながこのレベルを目指さなくてはいけないと思えた。その積み重ねをやっていくしかない。東京都リーグを勝つためにもそう。だから、去年南葛さんがこの大会で負けた時と自分たちとでは全然状況が違う。南葛が相手を崩せなかったからつなぐサッカーをしようというようなことよりかは、自分たちはサッカーってそもそもゲームに対して何をしなくてはいけないか、みんなのそういったアイデアを上げていく方が大事。僕らはその積み上げをやっていかなくてはいけない」


DF金澤 拓真

CERVEZA FC 東京

CERVEZA FC 東京:DF金澤 拓真

「ここまで来れたことはすごくいい経験になった」

──今日の結果についてはどう受け止めているか。

「残念な気持ちが正直なところだが、これが今の実力なのかなと思う。東京2位でこの大会に出場して、今までセルベッサが行ったことのない準決勝まで行けたことも実力。でも逆に今日の試合でVONDSに勝てず決勝まで進めず優勝できなかったのも実力だと思う。そこは謙虚に向き合っていかなくてはいけない」

──早い時間帯にセットプレーのこぼれ球を決められてしまった。あの失点については。

「うちの隙だと思うし、1本目のセットプレーということで、こぼれ球の出足で止まっていた。そこの一瞬の隙を突いてきた相手と、勝負どころでの集中力を欠いた自分たちの結果だと思う。前半は相手もそれほどエンジンが掛かっていなかったし、逆にいえば僕らがリード、最低でも0-0で折り返さなければいけなかった。それなのに0-1になってしまったことが最終的な結果に響いたと思う」

──セルベッサの攻撃に関しては後ろから見ていて今日はどんな印象をもったか。

「もっと落ち着いて、もっとサイドをうまく使えれば良かったと思った。途中からMF中田さんが入って少しゲームは落ち着いたが、もっと低い位置から相手を揺さ振りながら、サイドを起点に攻撃できればよかった。なかなか今日はフィニッシュに行く形が作れなかった」

──対峙した相手の9番(井之元選手)は常に嫌な位置でポジションを取っていた。実際にはどうだったか。

「いい動き出しもするし、ボールの収まりも良かったし、能力の高い選手だなと感じた。ただ、彼ひとりだけでなくて、中盤の選手もドリブルがうまかったし、一人ひとりの個々の能力の高さをうかがえた。特に後半は相手に優位を与えてしまうシーンもあったし、個人のプレーの質などは関東レベルを感じた」

──今後はそのレベルを超えていかなくては関東にはいけない。

「僕らは土日の活動と公式戦のある週の木曜日に活動をしている。そこは社会人チームとして変えずにやっていきたいし、練習の頻度を上げるというよりかは濃度を上げることを意識していきたい。ここ数年は新しい選手も入ってきて、その中で関東大会に出て、関東リーグに上がれるか上がれないかのところまで来れたことはすごくいい経験になった。あとは全員が今大会で感じた関東に上がるための基準を限られた活動の中でやっていくのか、それとも個人の取り組みを加えてやっていくのかだと思う。そこは一度シーズンが終わってオフに入るし、整理した上でまた来シーズンを取り組んでいきたい。あとは個人のレベルアップもしかり、チームとしてのサッカー、セルべとしてのサッカーというものを作っていかなくてはいけない」

試合日程・結果/トーナメント表

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