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写真:前半32分に東京Uは新加入の室崎が先制点を挙げた。

関東リーグニュース

東京ユナイテッド、1点逃げ切り白星発進 室崎決勝点

写真:前半32分に東京Uは新加入の室崎が先制点を挙げた。

<関東1部:東京U 1-0 横浜猛蹴>

 この2年ピッチ内外においてクラブの象徴的存在だった元日本代表のDF岩政が引退と同時にクラブを離れ、その他にも主将のDF黄大城やDF附木やFW佐々木など多くの主力やベテランが昨季限りでクラブを去った。この日のスタメンは11人のうち実に約半分の5人が新戦力。守備を束ねるCBさえも移籍組の鈴木と21歳の新人・渡邉の若い2人に託した。不安を抱えての出発。それでもSB香西は「今年は昨年と違って誰かに頼らず、自分から声を出し、全員が主体的にやることを練習から徹底している」と今までにない自覚が芽生えていることを明かす。福田監督も「今年は全員にハードワークを求めている」といい、昨季までの比較的「経験や個」に頼った集団から、今季は「全員」で戦う集団へと大きくカジを切った。

 その開幕戦、それが良くも悪くも顕著に出た。前半の序盤はぎこちない硬い入りで蹴り合い。だが、次第に落ち着くと、トップ下の河本、ボランチの伊藤が中央でボールをキープすることで、相手の意識を中へと集め、そのスキを突いて外のスペースを新加入の左ハーフ室崎、右ハーフ川上が走力で賑わせた。さすがに、そこに連動性や3人目の動きといった要素までは現時点では伴わないが、勢いは十分。そのサイドの攻勢が伏線となり、32分にはCKを獲得して先制点。MF岡庭の蹴ったCKは一度は相手DFにクリアされたが、こぼれ球を川上が再びゴール前に放り込むと、最後は混戦の浮き球を室崎が思いっきり蹴り込んだ。

 新たな見応えは守備における戻りのスピードにもあった。監督が昨季との違いにあげる「プレスバック」。サイドハーフとサイドバックが挟み込んでの共同作業は昨季よりも手早く、迫力がある。ボール奪回から前へ湧き出るポイントもアタッカーに限らずSB、ボランチなどいたる所から勢いよく見られた。

 それでも誰かに頼ることなく、全員が集中力を保ち、身体を張り、見栄えは悪くも1点を守り切ったところに監督は今季の価値を見出す。「内容としてはうちの良さを消されて、やりたいことは全くやらせてもらえなかった。でも今季は走って走って、守り勝つ。全員が最後まで相手のロングボールに対して、エリア内でアクシデントも起こさずに集中してよく守り勝った。そういった意味では100点」。香西も「流れが悪くても最後まで失点せずに守り切れたこところは去年と違うところ」と胸を張った。

 もしも相手が昨季の上位チームだったら無失点で済んだかどうか、そう勘ぐりたくもなるが、監督は「このチームはこれから真剣勝負のなかで成長していく選手たち」と、今後の課題は”可能性”に置き換えた。順風満帆とはいえない船出でも、しっかりと勝ち点3を手にし、確かな希望を持って今季の新生東京Uがスタートした。

関東サッカーリーグ1部

  • 東京ユナイテッド 1-0 横浜猛蹴
    【得点者】
    32分 室崎 雄斗(東京U)

順位表

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