三菱養和とTUAは1-1ドロー
写真:後半に追加点を狙うTUAの榮村。
【東京1部】三菱養和 1-1 T.U.A.
主導権はTUA 終盤は養和に流れも木村のシュートはバー
互いに浮上のきっかけをつかめずにいる12位三菱養和と17位TUAの一戦。どちらかといえば、ここまで未勝利のTUAが攻め込む時間が長かったが、結果は1-1のドロー。勝ち点3が必要だった両者にとっては苦い結果に終わった。
先制したのは養和。ケガの影響で3試合ぶりに先発復帰した10番引間が、11分にCKから頭で押し込んだ。ただ、得点を奪っても勢いは加速せず、主導権はTUA。両サイドの運動量と中央からもゴールに向かって駆け込んでいく勢いがあり、栗原、牧、上野が次々にシュートを放つなど、前半のシュート数はスコアとは裏腹に7対1でTUAが圧倒。
後半開始8分、TUAは糸川の左からの浮き球のボールを栗原が軽く合わせてようやく同点に追い付いた。一方の養和は、後半から冨岡と増田を投入して戦況打開を試みるが、TUAの勢いをなかなか止められず。
それでも追加点を与えぬことで、終盤の1点勝負の展開に持ち込むと、ようやく流れが傾いてくる。あとはその流れをつかむかどうかだったが、83分、増田が左サイドを突破して折り返したボールを中央でFW木村が蹴り入れた・・・が、惜しくもオフサイドの判定でノーゴール。
更に86分には木村のヘッドをキャッチしたTUA・GK深谷がその直後に筋肉系のトラブルがあったのかプレー続行不可。すべての交代枠を使い切っているTUAはフィールドプレイヤーの望月がゴールを守ることになり、さらに10人と数的不利。
願ってもないチャンスを得た養和はここぞとばかりに怒涛の攻撃を仕掛けるが、追加タイムに放った木村のシュートはバーを叩き、跳ね返りを狙った引間のシュートも決まらず時間切れ。スコア以上の白熱があったものの、試合後の両者はうつむいたままピッチをあとにした。
東京都社会人サッカーリーグ1部